サイドチェーンとは?ビットコインのSideChainについて解説
2018/05/16
今回はサイドチェーン(SideChain)について解説します。
サイドチェーンの仕組みを利用すれば、ビットコインのような既存の優れたブロックチェーンを活用することができます。
でも、既存のブロックチェーンを活用する仕組みは、サイドチェーン以外にもあるでしょう。
そこで、どうしてサイドチェーンが注目されているのか、その理由ついても解説したいと思います。
目次
ビットコインのサイドチェーンとは
ビットコインのサイドチェーンによって、ビットコインのブロックチェーンを活用して新たな付加価値を提供できるサービスや仮想通貨を発行することができます。
だいたい想像できますが、サイドチェーンの「サイド」とは、飲食店のサイドメニューのようにメインメニューに付随するもののことです。
サイドチェーンのチェーンは、ブロックチェーンのチェーンと同じ意味です。
それでは実際に、サイドチェーンの仕組みやメリットについてみていきましょう。
ビットコインのブロックチェーンを活用
サイドチェーンの魅力の一つは、ビットコインのブロックチェーンを活用することで、堅牢なサービスを運営することです。
2009年にビットコインが誕生してから、ビットコイン以外の多数のアルトコインが生まれました。
ほとんどのアルトコインはビットコインの仕組みを参考にして作られています。
しかし、中にはセキュリティが疑問視されているアルトコインも存在します。
一方で、ビットコインは誕生してから現在まで、一度も大きな不祥事が起きていません。
たしかに、ビットコインが盗まれたといった事件は起きていますが、これらはビットコインの仕組みに問題があったわけではなく、ビットコインを管理している取引所のシステムに問題がありました。
サイドチェーンの魅力は、非常によくできたビットコインの仕組みを一から作らずに利用できる点です。
機能拡張
そうは言っても、単にビットコインの仕組みを利用するだけであれば、ビットコインだけで十分です。
わざわざビットコインのサイドチェーンを利用する理由は、既存のビットコインの機能を拡張することができるからです。
たしかにビットコインは非常に堅牢なシステムではありますが、後続のアルトコインに機能面で劣っている部分もあります。
例えば、スマートコントラクトという仕組みは、現在では複数のアルトコインで利用することができます。
スマートコントラクトとは、仮想通貨の残高や送金情報だけでなく、契約情報などをブロックチェーンに記録できるようにした仕組みです。
これによって、仮想通貨は通貨としての機能だけでなく、より大きな可能性を秘めることができました。
しかし、ビットコインのブロックチェーンにはこうした機能が含まれていません。
また、ビットコインのブロックの生成には10分かかってしまいます。
一方で、多くのアルトコインは決済時間の短縮を実現し、即時決済ができるアルトコインも誕生しています。
このように、ブロックチェーンが誕生してから現在まで、多くの新しいアイデアが生まれ、仮想通貨をより発展させてきました。
サイドチェーンを利用することで、ビットコインのブロックチェーンにこうした便利な機能を追加させることができます。
独自通貨の発行
サイドチェーンでは、他のアルトコインと同様に、サイドチェーン上の仮想通貨を発行することができます。
この仮想通貨は、ビットコインのブロックチェーンの仕組みを利用しているので、自分で新しいブロックチェーンを開発するよりも遥かに堅牢な仮想通貨です。
上述したようなスマートコントラクト機能のある仮想通貨を発行したり、即時決済に利用できる仮想通貨を発行したりといった仮想通貨の利用シーンを大きく広げてくれるでしょう。
このように、サイドチェーンでビットコインのブロックチェーンを利用することは、多数の魅力があります。
サイドチェーンの双方向ペグ
ここでは、サイドチェーンならではの特徴について説明します。
特に紹介したいのは、サイドチェーンとアルトコインの違いについてです。
そこでここからは、アルトコインとは異なるサイドチェーン独自の特徴について説明します。
ビットコインとの交換が可能
サイドチェーンの最大の特徴は双方向ペグを可能にしたことです。
アルトコインのリスクとして、その通貨自体の需要が無くなってしまい、手元のアルトコインの価値がなくなってしまう恐れがあります。
一方で、サイドチェーンよって発行した仮想通貨は、ビットコインと交換することができます。
たしかにアルトコインもビットコインとトレードすることはできるでしょう。
しかし、サイドチェーン上の仮想通貨とアルトコインの違いは、サイドチェーン上の仮想通貨はあらかじめビットコインとの交換を担保していることです。
XCPとの違い
似たような仕組みとして、サードパーティーというプラットフォーム上の仮想通貨のXCPがあります。
XCPは、ビットコインを誰も利用できないアドレスに送付し、このビットコインを担保に発行します。
つまり、双方向ペグに対して、XCPはビットコインに紐づけられた一方向ペグといえるのです。
一方のサイドチェーンでは、ビットコインを使用できないようにロックし、その代わりサイドチェーン上の仮想通貨を発行することができます。
XCPとの違いは、ビットコインを誰も利用できないようにするのか、それとも一時的に使用できないようにロックするのかという点です。
サイドチェーンのメリットは、ビットコインをロックしているだけで、後でサイドチェーン上の仮想通貨をビットコイン上に戻し、ビットコインに交換することができる点です。
自由にビットコイン上のブロックチェーンとサイドチェーンを行き来し、通貨を交換できる双方向ペグによって、利用者は安心して仮想通貨を保持することができます。
また、この自由度の高さから、単なる通貨としてではなく、プラットフォームとしての役割なども期待されています。
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