XCPとは?XCPの特徴や将来性を解説
2018/03/12
今回はXCPという仮想通貨について紹介します。
仮想通貨の中には、保有が目的になっていて、実用性の低いものもあります。
そんな中でも、XCPは使用用途がはっきりしているため、将来が予想しやすい仮想通貨です。
まずは、XCPとはどのような特徴を持った仮想通貨なのかわかりやすく説明します。
特徴を理解することで、XCPの将来性が自ずとわかってくるかと思います。
XCPとは
XCPは、ビットコインのブロックチェーンを利用したトークンです。
一般に、トークンとは、既存のブロックチェーンを利用して発行する仮想通貨のことを指します。
XCPは、ビットコインのブロックチェーン上に構築したカウンターパーティーというプラットフォームのトークンです。
一文で説明しましたが、難しい単語が連続してしまって、なかなか頭に入ってこないのではないでしょうか。
そうはいっても、XCPを理解するには、カウンターパーティーの理解が不可欠です。
カウンターパーティーについて、一つ一つ順を追いながら、もう少し詳しく見てみましょう。
カウンターパーティーとは
カウンターパーティーとはビットコインのブロックチェーン上に構築された金融プラットフォームのことです。
ビットコインやイーサリアムは、それぞれ独自のブロックチェーンを利用しています。
一方で、カウンターパーティーは、独自のブロックチェーンを利用するのではなく、ビットコインのブロックチェーンを利用しているのです。
ビットコインのブロックチェーンは非常に堅牢なため、それを利用することで安全なサービスを運営することができます。
こうした既存のブロックチェーンのいいところを利用しながら、独自の特徴を出していくことができます。
カウンターパーティー独自の特徴は、トークンが容易に発行できることです。
カウンターパーティーとは金融プラットフォームであると説明しましたが、文字通り金融サービスを提供してくれます。
つまり、XCP自体がビットコインのブロックチェーンを利用したトークンですが、XCPを使ってさらに独自のトークンを発行することができるのです。
そのため、XCPの使用目的は、新しい独自のトークンを発行する際に使用するトークンだといえます。
XCPとビットコイン
XCPについては、ビットコインとの関係性も押さえておきましょう。
既に説明したようにXCPはビットコインのブロックチェーンを利用しています。
そのため、XCPの送金手数料などはビットコインで支払うことになります。
つまり、ビットコインが高騰すると、XCPの使用料も高騰してしまうのです。
また、ビットコインと同様に、取引の承認は10分おきに行われるため、他の仮想通貨に比べて時間がかかってしまいます。
XCPの将来性
XCPの特徴を理解したところで、次にその将来性について紹介します。
XCPは使用目的がはっきりしているため、仮想通貨としての価値もそのサービスによって決まると言っていいでしょう。
それでは、XCPによるトークン発行が将来的にどのようになるのか考えてみましょう。
XCPとトークンエコノミー
XCPの特徴は、誰でも簡単に独自トークンを発行できるということでした。
今後このような独自トークンの発行需要はあるのでしょうか。
すでに、Zaifトークンやペペキャッシュなど独自のトークンがXCPを利用して発行されています。
企業の事例では、株式会社FISCOが発行したフィスココインも有名です。
これは株式会社FISCOが、2016年に株主に配布したトークンです。
今後、フィスココインがどのような役割を担っていくのかはまだわかりませんが、企業が株主に対してトークンを発行した事例として注目されています。
このようなトークンの発行が一般的になってきたことを受けて、トークンエコノミーという言葉が使われるようになりました。
トークンエコノミーとは、仮想通貨を主軸とした経済圏のことです。
仮想通貨に限らず、ゲーム内のみで利用できるコインもありますが、これらは小さなトークンエコノミーの一種です。
ただし、仮想通貨のトークンエコノミーではブロックチェーンを利用することができるため、より拡張性があると考えられています。
例えば、先ほど独自トークンの発行例で挙げたペペキャッシュは、デジタル上のトレーディングカードの売買に使用することができます。
このデジタル上のトレーディングカードは、ブロックチェーンによって安易にコピーされないように守られているのです。
トークンエコノミーは、従来の日本円や米ドルの代替物ではなく、より便利で快適な環境を提供してくれる可能性を秘めています。
こうしたトークンエコノミーが進展すれば、独自トークンの発行に必要なXCPの需要が高まることが予想できます。
XCPのPoB
最後にXCPのPoBという仕組みについて紹介します。
PoBとは、proof of Burn(プルーフ・オブ・バーン)の略です。
XCPを利用してトークンを発行する時は、新たに発行される独自トークンの代わりにXCPが破棄されます。
この仕組みによって、独自トークンが発行される度に、XCPの量が減少することになるのです。
結果的に、XCPの供給が減り需要が増えるため、XCPの価値が上昇すると考えられます。
つまり、XCPの需要が大幅に減少しない限りは、XCPは時間の経過とともに価値が上昇していく可能性が高いです。
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